音声コード「Uni-Voice(ユニボイス)」を印刷物に掲載したい、というご相談が少しずつ増えています。
視覚障がいのある方への情報提供として有効な仕組みですが、実は「どこで、どう印刷するか」によっては、コードが読み取れなくなるリスクがあることは、あまり知られていません。
まず重要なのが、切り欠き加工への対応です。
切り欠きは、音声コードのある位置を視覚に頼らず判断するための重要な手がかりになります。切り欠き加工に対応している印刷会社は、アクセシビリティやユニバーサルデザインへの理解があるケースが多く、ユニボイスについても比較的スムーズに話が通じます。そのため、可能であれば切り欠き対応実績のある印刷会社での印刷を推奨しています。
ときどき「協力会社で対応可能です」というところもありますが、自社内で対応してくれる方が安心です。
一方、コスト面からネット印刷を検討される場合もあるでしょう。その際に注意したいのが入稿形式です。
当社が実際に経験した事例として、PDF入稿で印刷したところ、完成品のユニボイスコードが読み取れなかったことがありました。PDFの書き出し設定や印刷工程の処理によって、コード部分の解像度が意図せず下がってしまう可能性が考えられます。ネット印刷を利用する場合は、PDFではなくIllustratorなどの元データで入稿することをお勧めします。
今のところ、多くのネット印刷サービスでは切り欠き加工に対応していません。音声コードだけを載せればよい、というものではなく、実際の「使われ方」まで考えると、印刷仕様の制約は無視できません。
当社では、ユニボイスのコード作成だけでなく、掲載位置や印刷方法、切り欠き加工を含めた全体設計についてのご相談を承っています。
「載せたつもり」ではなく、「きちんと使える印刷物」にするために。
音声コード付き印刷物をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

