一丸となって作る 中小企業の年史

中小企業が社史や年史、記念誌を制作するにあたって必要なこと──そのひとつは全社的な協力です。編集方針や内容は経営陣の判断が大きく影響してきますが、編集作業においては全社的に資料収集し制作していく態勢が必要となります。

仮に過去に年史を作っているとしても、改めて確認や検証が必要になります。ましてや初めての年史・社史であれば、取材や撮影、寄稿などから内容検討、校正、最終チェックまで、現場の方から経営者の方、あるいはOBや関係企業の方……と実に多くの方々の協力が必要になります。こうした協力のもとにできた年史は、社員やOBにも読んでもらえる貴重な一冊となることでしょう。

 

 

 

もちろん通常業務のある中での編集・制作作業はなかなか大変で、現実には外部の専門スタッフが入ることになりますが、やはり「社員一丸となって制作する」という態勢作りは重要です。

 

編集過程において集められた資料は、体系的に整理・管理してデータベース化することで活用の幅が広がります。社史・年史制作は、企業のアーカイブ構築をするにも、またとないチャンスといえるでしょう。

 

2019/2/8 一部改訂