デフリンピック開幕(あと30日)

 

「デフリンピック(Deaflympics)」の開幕が、あと30日と迫っています。

 

東京2025デフリンピック(正式名称:第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025)は、聴覚に障害のあるアスリートたちが繰り広げる国際競技大会。日本では初めての開催となり、1924年のパリ大会から数えて100周年を迎える記念すべき大会だそうです。

 

大会期間は 2025年11月15日(土)~11月26日(水) の12日間。

 

開催都市は主に東京都。東京体育館では開会式・閉会式や卓球などの競技が行われ、駒沢オリンピック公園総合運動場では陸上、バレーボール、ハンドボールなどが実施されます。自転車競技やサッカーなど、一部競技は静岡県や福島県で開催されます。

 

競技種目は21競技・223種目。水泳、陸上、サッカー、バドミントン、剣道、柔道、ゴルフなど、多彩な競技が予定されています。

 

入場は基本的に無料。開会式・閉会式は事前申し込みが必要ですが(すでに申し込みは終了)、各競技の観戦は事前申し込みの必要もなく、誰でも無料で観戦できます。これは行かねば!

 

大会詳細はこちらから→「東京2025デフリンピック」公式サイト

 

 

デフリンピックでは、ピストル音や笛など音による合図だけではなく、スタートランプや手旗などの視覚的なサインが使われます。

聴覚に障がいを持つ選手だけでなく、観客や関係者にとっても「見てわかる」環境になります。この大会を通して、情報アクセシビリティやユニバーサルデザインのあり方をあらためて考え直す機会になるのではないでしょうか。

 

私たちグラフィックメイトは、ユニバーサルデザインに取り組むデザイン会社として、この大会を単なるスポーツイベントとしてではなく、「伝わる社会をつくるためのきっかけ」として考えています。

会場の案内サインやパンフレット、ウェブ情報など、あらゆる場面で「誰にでもわかりやすい伝え方」が求められます。競技で使われる視覚的な工夫や情報の伝え方には、私たちが日々取り組むデザインにも通じるヒントがたくさんあります。

 

開催まであと30日。

デフリンピックの成功を心から願うとともに、この大会が社会全体の“伝わる”を広げるきっかけになることを期待しています。