▶︎音声解説「バルセロナで視察・体験したナビレンス」
弊社の協働者がスペイン・バルセロナに出張し、ナビレンス(NaviLens) を視察・調査しました。
ナビレンスはスペインで開発された視覚障害者向けコードです。
スマートフォンのカメラで周囲をスキャンするだけで読み取ることができ、数メートル(コードのサイズによっては10数メートル)離れた場所からでも瞬時に認識して音声案内を行います。案内はスマホの設定言語に対応し、その数は39言語にのぼります。視覚障害者をはじめ、誰もが情報にアクセスしやすくなることを目的としたユニバーサルデザインの仕組みです。
現地の担当者によると、バルセロナ市ではすでに公共交通ネットワーク(バス、地下鉄、トラムを含む)全体で導入が進んでおり、バス停や駅構内などに多数のコードが設置されているとのこと。
協働者からは、「バルセロナ市内の地下鉄にはきめ細かく設置されている。エレベーターの乗降口には四方についているところもある」と報告がありました。
一方で、一般の店舗などでは見かけることがなく、街全体に普及しているわけではないように見受けられました。もっとゆっくり滞在し、街散策ができれば見つけられたかもしれません。
また、スペイン南東部カルタヘナの「ローマ劇場博物館」でも導入されているそうですが、今回は訪問できませんでした。
日本でも大阪・関西万博に導入され、知名度が上がってきていると聞きますが、現状ではまだ一般的に広く認知されているとは言えません。行政関係者の中でも「初めて聞いた」という声が多く、普及はこれからの課題といえます。
弊社は、ユニバーサルデザインの視点から「誰もが迷わず安心して利用できる情報提供」に向けて、情報収集や発信を継続しています。
ナビレンスをはじめとする情報アクセシビリティの取り組みに関心をお持ちの団体・企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。






