「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」成立

 

去る5月19日、衆議院本会議において「障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律(障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法)」が可決、成立しました。

概要には以下のように紹介されています。

 

目的(1条)
全ての障害者が、あらゆる分野の活動に参加するためには、情報の十分な取得利用・円滑な意思疎通が極めて重要

障害者による情報の取得利用・意思疎通に係る施策を総合的に推進し、共生社会の実現に資する

基本理念(3条)
障害者による情報の取得利用・意思疎通に係る施策の推進に当たり旨とすべき事項
①障害の種類・程度に応じ た手段を 選択できるようにする
②日常生活・社会生活を営んでいる地域にかかわらず等しく情報取得等ができるようにする
③障害者でない者と同一内容の情報を同一時点において取得できるようにする
④高度情報通信ネットワークの利用・情報通信技術の活用を通じて行う(デジタル社会)
障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律案(障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法案)概要より

 

また条文には
「事業者は、その事業活動を行うに当たっては、障害者がその必要とする情報を十分に取得し及び利用し並びに円滑に意思疎通を図ることができるように努める…」
といった「事業者の責務」も明記されています。

 

デザイン会社である当社が取り組んでいる「メディア・ユニバーサルデザイン」は、色覚障がいの方や高齢で見辛くなった方だけでなく、できるだけ多くの方に見やすく伝わりやすいデザインで情報をお届けするものです。メディア制作に関わる事業者として、今後はより一層、アクセシビリティに配慮した制作に努めたいと思います。