ある金曜日、知人に印刷用紙のサンプルを送った時の話です。
郵便局で連休明けの火曜には届くと確認し、その旨を先方に伝えました。
郵便物の到着などは日ごろから連絡をくれる方。しかし週が明け水曜になっても連絡がなく、木曜に「届いてますか〜」と連絡したところ「届いてないですよ」
え⁉︎ もう木曜なのに?
今回は用紙サンプルで、重要書類でもないため普通郵便で送りました。
他にもサンプルはあるので紛失してもさほど困るわけでなない。でももし送ったものがお客様に提出する重要なものだったら。
想像しただけで背筋が凍ります。
郵便局のサイトを見たところ、郵便物が届かない場合の調査制度がある、ということなので、それに従って最寄りの郵便局へ申し出ました。
*ネットからでも申し出は可能です→郵便物等が届かないなどの調査のお申出
追跡調査の依頼書を提出しながら、職員の方に追跡サービスのあるものを伺いました。
おすすめされたのが「ゆうパケット」です。フリマアプリなどで使われるイメージが強かったのですが、それ以外でも郵便局の窓口から気軽に利用できるそうです。
ゆうパケットには専用の宛名シールがあり、厚さ1cm以内なら全国一律250円で送ることができます。追跡サービスもついているので配達状況をいつでも確認できます。
レターパックライトが430円に値上がりした今、追跡付きでこの価格は非常に魅力的。
また「クリックポスト」も追跡可能なサービスです。料金は全国一律 185円(税込)という価格はうれしい!
ただ、支払い方法がYahoo! ウォレット(クレジットカード払い)または Amazon Pay のみで現金での支払いは不可、というのが当社の経理処理的にいささかネックでした。

追跡調査の結果は、依頼から1週間ほどして郵便局(本局)から連絡がありました。
それによると郵便物は投函から1週間後に先方のポストに到着していました。たまたまその日から受取人(知人)が出張で不在となったため、当人からの受け取り連絡がなかったのでした。
それにしても都内から都内への郵送に1週間もかかり、郵便不着の不安にかられ、配達状況を調べるという手間も発生してしまいました。
このような経験から、あらためて郵便サービスについて考えました。
私たちがお客様に安心をお届けする上で、迅速で確実な郵便のやりとりは欠かせません。手触りや風合い、厚みを知るためのサンプル。この紙に印刷したらどう見えるか、の色見本…。データでは済まないものが結構あります。
今回の件で、あらためて「追跡」という安心感が、私たちの信頼をデザインする重要な要素であると実感しました。
今後、お客様に何かを郵送する際には、ゆうパケットをはじめとする追跡可能なサービスを利用し、配達状況を共有することで、より一層の安心をお届けできるようにしていきたいと思います。