異体字にご注意

「異体字」ってご存知ですか。読み方や使用方法などが同じでも字体の異なる文字のことです。

パンフレットや冊子に掲載する文字原稿は、お客様からテキストデータをいただき、それをデザインソフトで使用します。このときにごく稀ですが字が変わってしまうことがあります。
先日は「撰」という字の「巳」であるべきところが「己」になってしまっていました。このようなことは「異体字」のときに発生する症状のようで注意が必要です。

 


異体字を使う場合というのは「この字を使いたい、この字であるべき」ということが多いです。例えば商品名やお名前などですね。今回も「特撰」が商品名として使われていたので、「正字(標準的な字)でもOK」というわけにはいきません。

お名前の例としては
 柴崎、柴﨑、柴碕…
 渡辺、渡邊、渡邉、渡邊…
 斉藤、斎藤、齋藤…
など、けっこうありますね。

 


社史や年史では商品名やお名前を掲載することも多いもの。
微妙な違いは見逃しやすいし、商品名やお名前の間違いは失礼に当たります。十分気をつけましょう。